クレヨンの落書きの消し方です。（難易度は★１）

まずは、水で濡らしたふきんでふき取るように優しく擦ってみてください。

その時に汚れが周りに広がらないように注意してください。

1度ではキレイになりませんので、何度もキレイな水ふきんで汚れがなくなるまで

繰り返してみてください。

まだ残る場合にはスーパーやホームセンターで売っているメラニンスポンジを水を含ませて軽くこすってみます。

メラニンスポンジは洗剤のように汚れを浮かせて流すのではなく、汚れを削って落とすものです。

つまりヤスリのような役割になります。

洗剤を使わないので、小さな赤ちゃんがそばにいても安心ですし、

書いてすぐなら割と簡単に落とせます。

ただし、やりすぎると壁紙をキズ付けることになりますので注意しましょう。

壁紙の種類や表面の形状によっても削ったキズが目立つ可能性もあるので、

はじめは目立たない場所から試してみましょう。

次は水性ペンの落書きの消し方です。（難易度は★★２）

水性ペンは、時間が経ってしまうとキレイに落とすのが難しくなります。

以下の方法を試してみてください。

①セスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけて、やさしく歯ブラシでこすってみる。

②水で濡らしたメラニンスポンジでこすってみる。

時間が経ては経つほど、完全にキレイにすることは難しいかもしれませんが、

①②でだいぶ目立たなくはなると思います。

ただし、壁紙の素材によっては、変色してしまう恐れがありますので、最初は目立たない部分で試してみてください。

落書きで一番厄介なのが、油性ペン、油性ボールペンです。（難易度は★★★３）

はっきり言って壁紙に書かれた油性ペンや油性ボールペンをキレイに消すことはほぼ不可能です。

消すというよりも、うすくさせて目立たなくさせるという認識で下記の方法を試してみてください。

①エタノールをコットンや綿棒に湿らせて、軽くトントン叩くように落とす。

②除光液をコットンや綿棒に湿らせて、軽くトントンと叩くように落とす。

③塩素系漂白剤（キッチンハイター）をコットンや綿棒に湿らせて、軽くトントン叩くように落とす。

注意点として、少しずつ細かく作業していかないとインクが広がって滲んでしまいます。

特に油性ボールペンは線が細いので、全体に液剤を付けずにできるだけピンポイントで、

こまめにふき取る必要があります。

あまり効果がない場合によっては、たっぷりと液剤をつけたコットンをパックするように壁紙に貼り付けてしばらく放置します。その後コットンで擦って汚れを落とします。

壁紙の材質や表面の凹凸によっても、汚れが落ちやすい・落ちにくいがありますので、

まずは目立たない場所で試してください。

油性ペンやボールペンの落書きは「キレイに消す」のは、非常に難しいです。

そこで、消せないのならクロスメイクで壁面全体を白く塗り変えるという手段もあります。

クロスメイクは通常の塗装とは全く異なり、塗料も非常に薄く自然な仕上がりが特徴です。

ちなみに油性の落書きにいくら水性塗料で塗り替えても、必ず浮き出てきます。

補修テープで落書きの部分を補修してから、壁紙全体を塗り替えれば、油性のインクが浮き出ることもなく、キレイに隠れてしまうのです。

施工手順としては、まず油性ペンやボールペンなどの落書線に沿って補修テープで隠すように消していきます。

それだでも遠目からだとわからなくなりますが、近くで見ると壁紙の色と補修テープの色が若干違うので、そのままでは補修跡が目立ってしまします（写真②）。

そこで、その上からクロスメイクで壁紙全体を塗り替えると、塗膜により補修跡も隠ぺいできてほとんどわからなくなります。

落書きだけではなく、洗剤でも落ちない汚れには「補修＋クロスメイク」が効果的です。

下の写真は壁掛け時計の電池の液漏れが原因だと思われますが、何をしても汚れが全くおちませんでした。

補修＋クロスメイク施工後は、見違えるようにキレイになりました。

下の写真は、子供が書いてしまった油性ペンの落書きです。

壁紙全体を補修＋クロスメイク施工して、ほとんどわからなくなりました。

ただし、このクロスメイクで落書きを消す方法は、部分的な施工はできません。

塗った箇所と塗ってない箇所との色の違いが出てしまうので、違和感なく仕上がるには

部屋全体を塗替える必要があります。

落書きを消したい＆部屋の壁紙もキレイにしたいという場合には、ぴったりの方法だと思います。

壁一面の落書きや汚れなら、濃い目のカラーでペイントしてしまうのも有効です。

前の住居人の記念手形は、強い洗剤でこすっても全く落ちません。

そのまま、カラーで2度塗りでキレイに仕上がりました。色は茶系のカラーです。

いかがでしたか？

油性ペンやボールペンの落書きはキレイに消すことは難しいので、できる限り避けたいところです。

落書きを消したい＆壁紙をキレイにしたいという場合は、壁紙リフォーム屋さんまでご相談ください。

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