壁張りの下地には、数多くの種類があり、また状況によっていわゆる下地ではないもの(化粧合板などの仕上材)に施工しなくてはならない場合も出てきます。
すべての下地を網羅することはできませんが、下地を大きく「湿式工法の下地」「乾式工法の下地」「その他の下地」の3つに分けて概説します
湿式工法とは、モルタルやコンクリートのように、水で混練してコテ塗りや型枠に流しこんで、乾燥・硬化させる工法です。
壁自体が仕上げとなりますが、壁紙張りの下地にもなります。
いずれの下地も壁紙を張るときの注意点として、十分乾燥させなければなりません。湿式下地の大きな特徴の一つは、表面に継ぎ目のない平滑な下地ができ上がることです。
乾式工法とは、工場生産による合板やボード類のような板状製品を、間柱・胴縁、あるいは直に、建築物の構造部に張る(取り付ける)工法です。
湿式工法下地は古くから建築にとり入れられたものが多いのですが、乾式工法の下地は比較的新しい材料が多く使われています。
この比較的新しい乾式工法の普及によって壁装材がわが国で多く使われるようになってきました。
乾式工法下地は、湿式に比べ施工が簡単なところから、工期短縮によるコストダウンが図れるため、現在広く普及しています。
超高層ビルの鉄骨カーテンウォール工法などのように、構造的に間仕切を乾式工法化する必要があったり、あるいは間仕切の自由度を確保するために、コンクリート打設による間仕切壁を構造上許される限り減らす(あるいはなくす)傾向が、これに拍車をかけました。
住宅においても同様で、主に簡便な防・耐火、工期短縮、コストダウン、部材の工場生産化(プレハブ住宅)など、多くのメリツトから使用が拡大されているのが現状です。
この項でも、材質としての下地に加え、作業上の下地としての化粧仕上げ面が含まれます。
先に述べましたが、湿式下地材は、仮に凹凸があるにしても、継ぎ目のない平滑な表面になることが原則であり、特徴です。
しかし乾式工法の下地は、ボード状のものをつなぎ合わせて取り付け(張り付け)るため、どうしても目地が表面に出ます。
壁張りをする場合には、この目地処理がよい仕上げのための一つのポイントになります。
乾式工法下地の用途的な利点はすでに述べたとおりですが、品質的な利点は、
①工場生産品で品質が安定・均一化されている
②原則として職方の技能に左右されず、表面精度・寸法精度がよい、
等が一般的にあげられます。
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