その他の下地とは、材質としての下地というより、作業上下地として取り扱われるものを中心にあげています。
つまり、吹付け材や塗料仕上面、化粧鋼板、タイル、既存壁紙面などは、すでに仕上げられた状態であり、そこに何らかの理由で壁張りをする場合には、仕上面でも下地として考えるわけです。
下地の状態によっては、パテを全面に塗り付けてなくてはならない場合があります。
パテは、粉パテであれペーストパテであれ、最終的には水を含んでいるわけですから、湿式下地として考えなければなりません。
従って、乾燥の度合い、下地との付着力等を考慮してください。
下地との付着力とは、通常の湿式下地は均一の厚さに塗り上げてあるのが原則ですが、全面パテ処理の場合はその使われ方から考えて、
下地の凹凸や目地を埋めるものですから、塗り厚に薄い厚いの差が出ることになり、部分により下地面とパテとの付着力に差が出ることを考慮しなければなりません。
「吹付け材」と呼ばれているものは、JISに規定されている建築用仕上塗材で、建築物の内外装に用いられます。
薄付け仕上げの壁面・天井仕上材としては、壁装材や塗料よりも新しく、「かき落しリシン亅に似た粗面仕上げとする工法が「セメントリシン」・「プラスターガン」と呼ばれたのが最初です。
次いで防水性を高め、工場生産された「防水リシン」が普及し、その後、合成樹脂を結合材とした「樹脂リシン」「アクリルリシン亅が現れ、樹脂リシンはセメント系の短所であった白華現象やドライアウトが抑えられ、色彩の範囲も広く、作業性もよいということで、セメントリシンにかわって広く、大量に使用されるようになりました。
続いて現れたのが現在多用されている「吹付けタイル亅と呼ばれる複層模様吹付材です。
これは、「落ちないタイル」「シームレスタイル」として従来の吹付け材にはない立体感のある豪華さが評価さ礼流行しました。
次いで厚付けのスタッコ状と呼ばれる立体感をさらに強調した吹付け材が登場しました。
このように、吹付け材はその過程でさまざまな製品を生み出し、現在に至っており、商品数だけでも数百を超えています。
壁張りをする場合は、内装用の砂壁状、凹凸状とが下地として考えられます。
内装用吹付材として一般に使用されるものには、合成樹脂エマルション系内装薄塗材仕上げがあり、これはアクリルなどの合成樹脂エマルションに寒水砂・色砂等の無機質骨材を混入した製品です。
天井用には重みかけないために、合成樹脂エマルションに軽量骨材を混ぜた軽量骨材仕上塗材が吹付け材料として用いられています。
内装・天井とも一般にセメント系は硬い仕上がりで、合成樹脂系はソフトな仕上がりが得られます。
壁張り下地とする際には、表面の吸水性強度(もろさ等)、アク(白華)を考慮に入れる必要があります。
特にパーライトやバーミキュライトなどは、発泡軽量骨材といわれ、そのもの自体の吸水性が高いので注意が必要です。
最も一般的で、手軽な仕上材です。
古くは天然樹脂の塗料がありましたが今はほとんどが合成樹脂塗料となっていて、水系のタイブ(エマルション)と溶剤系のタイプがあります。
木部などで材質の美しさを生かすため、着色塗料を下地面に浸透させて、表面には塗膜をほとんど残さない仕上げ方法があります。
一般的には、下地面の上にしっかりした塗膜を作るので、この場合は塗膜の剥離なども壁張りのときに考慮に入れておく必要があります。
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